骨格筋 (Skeletal Muscle)

骨格筋とは、身体の骨格に付着しており、運動や姿勢の維持といった私たちが意識的に動かせる(随意運動)筋肉の総称です。心臓を動かす心筋や、内臓を動かす平滑筋とは異なり、自分の意思で収縮や弛緩をコントロールできます。

骨格筋は、筋線維と呼ばれる細胞の束で構成されており、持久系アスリートのパフォーマンスを直接的に支える重要な要素です。

以下が持久系運動における主な役割です。

  1. エネルギー貯蔵:骨格筋は、運動時の主要なエネルギー源となる筋グリコーゲンを大量に貯蔵する場所です。
  2. 運動実行:筋線維の収縮により、ランニングやサイクリングなどの動作を生み出し、運動強度と持続力を決定します。
  3. 代謝の中心:運動中は、グルコースや脂肪酸を積極的に取り込み、エネルギー消費の中心的な役割を果たします。

持久系トレーニングを行う目的の一つは、骨格筋の構造や代謝能力(ミトコンドリアの数や、毛細血管の密度など)を改善し、より長く効率的にエネルギーを利用できる体に変えることにあります。

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