カーボローディング(グリコーゲンローディング) (Carbohydrate Loading / Glycogen Loading)
カーボローディング、またはグリコーゲンローディングとは、フルマラソンやトライアスロン、長距離の自転車ロードレースなど、長時間に及ぶ持久系競技の数日前から、意図的に糖質(炭水化物)の摂取量を増やし、筋肉や肝臓のグリコーゲン貯蔵量を最大化する食事戦略です。
体内のグリコーゲンは長時間運動の主要なエネルギー源であるため、競技前にグリコーゲン貯蔵量を最大限にしておくことで、競技中にエネルギー切れになるのを遅らせ、運動を持続できる時間を長くしたり、終盤のパフォーマンス低下を抑えたりする効果が期待できます。
具体的な方法としては、競技の 約3日前から食事全体のカロリーに占める糖質の割合を増やし、ごはん、パン、パスタ、うどん、餅、果物、ジュースなどを積極的に摂取します。かつては競技直前に一度糖質を枯渇させる方法(クラシック法)もありましたが、現在では競技数日前から単純に糖質摂取量を増やす方法が一般的です。
実践にあたっては、体質によっては胃腸の不調を引き起こす可能性や、グリコーゲンと共に水分も体に保持されることによる一時的な体重増加(これは必要な生理的反応です)があるため、ぶっつけ本番ではなく、本番に近い練習時などに一度試してみることが推奨されます。
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カーボローディング(グリコーゲンローディング)
カーボローディング(グリコーゲンローディング)とは、レースの数日前から高糖質食を取ることで、エネルギー源となる筋グリコーゲンの濃度を高め、パフォーマンス向上を狙…